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避妊・去勢のお話


うちの子達はどちらも避妊・去勢手術をしています。
恐らく最近はどこの動物病院でも初診時に手術のお話が出ると思います。
避妊・去勢手術に抵抗がある方は大抵「お腹を切るなんて可哀相」だったり「子供を見たい」「麻酔が怖い」「臓器を人間のエゴで取るなんて・・・」だと思います。
ごもっともです。
「子供を見たい」は別として、他の意見は確かにそうかもしれません。
ただ、動物病院に勤めていた経験から言わせて頂きますと飼い主さん、動物の立場になっても健康な内に手術してしまうのが一番良いと思うのです。
猫にはあまりないですがメスの高齢犬、主訴(来院理由)の内容で患者を診なくても予想が付く病気があります。
「子宮蓄膿症」という病気です。子宮に膿が溜まる病気なのですが放っておくと死に至ります。
内科治療もありますがほとんどは外科手術です。そして手術内容は子宮摘出。
若い頃に避妊しておけば犬も苦しい思いしなくて済んだ、麻酔のリスクももっともっと低かった、金銭的にも半分以下で済んだのに。といつも思います。
この病気はもちろん未避妊メス限定の病気です。
他にも乳腺腫瘍だったり、ホルモン系の病気を防ぐ為にも避妊・去勢を推奨しています。
麻酔も、若くて健康、獣医も慣れた手術なので短時間の麻酔で済むのでリスクは低いです。
私個人の意見としては、繁殖を考えないのであれば手術をすべき。
その方がその子の為。後で苦しくて痛い思いさせる気ですか?と問いたくなります。
もしも繁殖を考えるのであれば3.4歳まで。
5歳を超えて出産させようとする飼い主を見ると気分が悪くなります。
人でも高齢出産は厳しいです。
犬・猫だって同じです。
産ませるならば二回目の発情以降、その後避妊をしても乳腺腫瘍のリスクはありますが遅くはないはずです。
大切な我が子の子供の行き先も考えて出産を考えてください。



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